青森県ではほぼ全域で、通夜の前に火葬が行われます。ただし、亡くなってから早々に火葬の手配がされるのではなく、一度は自宅に戻ってから納棺をし、一晩はそのまま過ごしてから翌日などに改めて斎場に向かって出棺されるという流れになります。お棺が安置されている横では、線香を灯して火が消えないように見守っていることが習わしとなっている地域もあります。
通夜や葬儀の時には既に火葬された後となっていることから、斎場に向かう前にお顔を見てのお別れをしておきたいような親しい人には通夜に先立って連絡がいくことが多くなっています。
ポレスター安芸矢口
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青森県では、自宅で通夜や葬儀を行う人もわずかに見られますが、そのほとんどがお寺で行われるものとなっています。通夜の後、そのまま遺骨をお寺に置いておいたり、亡くなった人の家族が葬儀までお寺で一夜を明かしたりするということはなく、通夜を終えた後は遺骨などを持ち帰り、その日は自宅に戻って休みます。翌日葬儀が行われるときに遺骨を改めてお寺に運ぶのです。遺骨のほかに位牌や遺影、団子などのお供え物なども一緒に運んで祭壇に飾っていきます。
他の地域で見られることがあるような通夜ぶるまいと呼ばれるものが青森県にはなく、通夜に参列してもらった人たちには、香典返しとジュースやビールなどの飲み物を袋詰めしたものを手渡すのみといった簡素なものとなっています。また通夜の晩に香典返しを渡すことができなかった人に対しては葬儀の日に香典返しを渡し、後日改めて香典返しを配るという風習はありません。
葬儀が終わった後の対応は青森県の県内でも分かれていて、法要を行ってから納骨をする地域と、納骨をすませてから法要を行う地域とがあります。青森県という土地柄、冬の雪が降り積もって納骨が難しい時期には、通夜や葬儀を行ったお寺に遺骨を一旦預かっていてもらい、雪が溶けて春が来てから改めて納骨するというところもあります。
また、青森県で葬儀に出される際の花輪はとても大きくて、ほかの地域から葬儀に訪れた人が驚くほどの豪華な大きさを誇っているのだそうです。花輪は通常の大きさでも一体にかなりの費用がかかるものなのですが、青森県での大きな花輪にはほかの地域の葬儀にはない費用がかかることが想像できます。
